振袖を着る時に必要な小物や道具
はじめに
こんにちは!佐沼屋でございます。
頬をなでて吹き過ぎていく南風の暖かさにも、なぜか心が浮き立つ今日ころ頃です。
本日は、お振袖を着る時に必要な小物についてご紹介したいと思います。
お振袖は外から見えない部分にたくさんの道具を使います。
必要な道具が分からなければ、準備を進めるのも不安になりますよね…。
もしも分からないことがあれば、いつでもお尋ねください。
安心してご準備を進めていただけるよう、分かりやすくご案内いたします。
着姿を華やかにする物
はじめに、見た目からご確認いただけるものについてご紹介いたします。
<振袖>
未婚女性が着るお着物の中で最も格が高いのがお振袖です。
鮮やかなお色やトレンドの柄など、お好きなお振袖で可愛らしいコーディネートを楽しむことができます。
成人式の準備は2年前から始めるようにしましょう。
気になるお振袖が見つかったら、試着をして早めにご予約なさることをおすすめいたします。
<袋帯>
表地と裏地を縫い合わせた袋状の帯を袋帯と呼びます。
コーディネートの要ともいえるアイテムで、配色により締まりを出します。
金や銀の帯は色々なお振袖と相性が良く品のある仕上がりになりますし、お振袖の柄色を取り入れた帯なら美しい統一感が生まれます。
<長襦袢>
長襦袢はお振袖のすぐ下に着用し、お着物に汚れが付いたり着崩れたりするのを防いでくれます。
また、袖口からわずかに見えることから、コーディネートアイテムとしての要素も含みます。
白やピンクなど色々なお色があるので、細部にこだわりたい方は長襦袢も吟味してみましょう。
<半衿>
長襦袢の襟元に縫い付け、汚れ防止やお顔まわりのおしゃれとして使用します。
お色は白が一般的ですが、刺繍や柄入りなどデザイン性の高い半衿も可愛らしくてステキですよ。
<重ね衿>
伊達衿とも呼ばれ、長襦袢とお振袖の間に入れて重ね着をしているように見せます。
鮮やかな色をアクセントにしたり、レースやパール付、フリルで個性を出したりと色々なコーディネートが楽しめます。
<帯揚げ>
帯の上に見える布で、帯枕を包んで見えないようにします。
振袖用の帯揚げはボリュームのある総絞りが一般的ですが、最近はレースが付いた可愛らしいものも好まれています。
基本の結び方をアレンジすれば、おしゃれに差をつけたり個性を出したりと楽しみ方は無限大です♪
<帯締め>
帯の真ん中あたりに締めて、帯が崩れるのを防ぎます。
目に入りやすい部分のため、半衿や重ね衿とのカラーコディネートを意識するのがポイントです。
アクセサリーのような飾りのついた帯締めや結び方で華やかに演出してくださいね。
<草履とバッグ>
成人式ではフォーマル用の草履とバッグを使用します。
エナメルや布地など色々な素材があるので、お振袖の雰囲気に合わせて華やかなものを選びましょう。
セットになっているものを選ぶと、手元と足元に統一感が生まれて上品に見えますよ。
<ショール>
成人式ではフワフワしたショールが定番ですが、お振袖のテイストに合わせてベルベットなども使用されます。
防寒用のため、しっかり首元を守ってくれるものを選びましょう。
<髪飾り>
アクセサリーの代わりとしてヘアアレンジをより華やかにしてくれます。
和風や洋風など様々なデザインがあり、お顔映りと全体の雰囲気に合わせてお好きなものを選ぶのがおすすめです。
振袖の着付けに必要な小物や道具
時間が経ってもお振袖が着崩れにくいのは、道具でしっかり形を整えているためなのです。
見慣れない道具もあると思いますが、この機会にぜひ覚えてくださいね。
<和装ブラ>
お着物を着る時は和装ブラを着用するのがおすすめです。
バストのボリュームを抑えてくれるので着崩れしにくく、着姿が美しく決まります。
<肌襦袢>
肌襦袢には上下が分かれたタイプとワンピースのようなタイプがあります。
お振袖を着慣れていない方は、ワンピースタイプの方が着やすいかもしれません。
<補正用タオル>
体のおうとつを減らす補正用として使用します。
使用する枚数は人によって違うので、着付け師さんに確認しておくと安心です。
<足袋>
洋服でいう靴下にあたり、つま先が2股に分かれています。
刺繍入りの可愛い足袋を選ぶと、足元のおしゃれも楽しめますよ。
<衿芯>
衿芯は長襦袢の襟部分に通して使用します。
衿芯があることで首元の後ろがスッキリと美しく見えます。
種類は色々ありますが、汎用性の高いプラスチック素材がおすすめです。
<腰紐>
身ごろを前で合わせた後、はだけないよう固定するための道具です。
お振袖以外に長襦袢でも使用するので、5〜6本ほど用意しておくと安心です。
<伊達締め>
幅約10㎝前後の紐で、腰紐の上に巻いて腰紐を安定させるために使用します。
長襦袢用とお振袖用の計2本を用意しておきましょう。
<コーリンベルト>
ゴム紐の両端にクリップがついており、主に衿元を美しく整えて着崩れを防ぐために使用します。
1~2本を使用するのが一般的ですが、必要な本数は事前に確認しておきましょう。
<帯枕>
帯結びの形を整え、ボリュームを出すために使用します。
帯揚げに包んで外から見えないようにします。
<帯板>
帯の土台となり、体の前に当てる前板と背中に当てる後板の両方を使用します。
帯板を挟むことで帯の表面にハリが出て、見た目が美しくなります。
<三重紐>
三重紐は一本のゴムの中間部分が三重になっていることから名づけられました。
ゴムとゴムの間に折りたたんだ帯を通して固定することで、華やかな飾り結びができるようになっています。
いかがでしたか。
洋服と違って、お振袖を着る時にはたくさんの小物が使われています。
着付けをしてくれる場所によっては借りられるものもあるので、事前にレンタルできるものとご自分で用意するものをそれぞれ確認しておきましょう。
また、着付け当日の忘れ物や紛失を避けるためにも、チェックリストを作っておくことをおすすめいたします。
終わりに
思いがけぬ春寒にお風邪など召されませんように。
◇ ◇ ◇
茨城県南一の振袖の品揃えを誇る佐沼屋呉服店は、茨城県龍ケ崎市・牛久市・阿見町・稲敷市・美浦村・河内町・利根町・取手市・守谷市・つくばみらい市・土浦市・つくば市・常総市で成人式のお手伝いをさせて頂いております。
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