お知らせ

【古典柄とは?】選ぶなら購入がオススメ!その理由は?


はじめに

こんにちは!佐沼屋でございます。

雨に紫陽花の花が鮮やかに映える季節となりました。

皆様いかがお過ごしでしょうか。

本日は、古典柄の代表的な模様と、それぞれの意味についてご紹介したいと思います。

お振袖をお選びになる際の参考としてご一読いただけると幸いです。


古典柄とは

お振袖の全体に伝統的な模様が施されており、明るく華やかな印象です。

結婚式や祝賀会といった華やかな場では、気品と彩りが引き立ち、周囲の方にも大変お喜びいただけます。

古典柄のお振袖は流行に左右されず、何度でもお袖を通していただけるデザインです。


振袖を彩る華やかな模様たち

お振袖に描かれる華やかな模様の一つ一つに、きちんと意味が込められています。

代表的な模様と意味をいくつかご紹介いたします。


<花柄>

色々な花がありますが「菊」「牡丹」「桜」「椿」などは華やかで印象的です。


【菊:不老長寿、無病息災、心身の充実】

菊には強い除菌作用があり、炎症を抑える薬草として用いられていました。

また、外に向かって丸く広がる形状を太陽になぞらえ、日本の国花に制定されています。

このように、邪気払いや長寿、心身の安定などを象徴する柄として描かれます。


【牡丹:富貴繁栄、不老長寿】

小さな蕾をふっくらと大きく開かせる姿を若い女性に見立て、美や富貴の象徴として描かれます。

数ある花の中でも美しく咲き誇る牡丹は「百花の王」と評されるのだとか…。

また、牡丹の「丹」には「あか」や「不老不死の薬」といった意味があり、転じて不老長寿の願いを込めた柄として使われます。


【桜:五穀豊穣、繁栄】

桜の「さ」は田んぼの神様を表し「くら」は神の宿る場所(蔵)という意味があるそうです。

春になり、山から降りてきた稲作の神様が、桜の木に留まるという言い伝えから、五穀豊穣や富貴繁栄の象徴とされています。

また、一気に芽吹く様子から、物事の始まりといった意味も含んでいます。


【椿:厄除け】

椿は冬も青々とした葉をつけているため「生命力が強く魔除けの力がある」と珍重され、身を包む衣にふさわしい柄として描かれるようになりました。

他に「永遠の美しさ」「気取らない美」といった意味もあります。


<生き物>

古典柄には鳥や魚といった身近な生き物や、縁起物と呼ばれる架空の生き物が登場することもあります。

生き物の種類ごとに意味を簡単にまとめてみました。


【鳥の柄】

キジ:豊作、子孫繁栄

孔雀:邪気払い

雀:五穀豊穣、家内安全

鶴:子孫繁栄、不老不死


【魚の柄】

金魚:金運の上昇、富貴繁栄、多産祈願

鯉:飛躍


【動物の柄】

ウサギ:飛躍、子孫繁栄

亀:不老長寿


【昆虫の柄】

蝶:不老不死、美

トンボ:無病息災、武運長久


【架空の生き物】

獅子:魔除け

鳳凰:開運招福


<吉祥文様>

吉祥とは幸福や繁栄を表す言葉で、祝いの場では「幸先の良い」「縁起が良い」といった意味で使われます。

色々な模様がありますが、代表的な「松竹梅」「御所車」「宝尽くし」「束熨斗」などは、お振袖選びの際にご覧になった方も多いのではないでしょうか。


【松竹梅:不老長寿、子孫繁栄】

ランク付けする際に使われやすい言葉ですが、本来そのような意味は含みません。

冬を象徴する絵の題材として中国で有名だった「歳寒三友(さいかんさんゆう)」に由来しています。

厳しい冬に負けず緑の葉を茂らせる松と竹、可憐な花を咲かせる梅は、当時アーティストたちの間で「精錬、潔白、節操」を表現するツールとして用いられていました。

日本に伝わった後、歳月をかけて縁起物の象徴に転じ、吉祥文様の一つとして描かれるようになりました。


【御所車:開運招福、華やかさ】

御所車(牛車)は平安時代の貴族たちが外出する際に使用していた車です。

貴族しか乗れなかったため、豊かさや華やかさの象徴として縁起物と呼ばれるようになりました。

御所車にはたくさんの装飾が施され「多くの幸せを招きますように」という意味も込められています。


【宝尽くし:開運招福】

帯の模様としても使われるめでたい柄です。

打ち出の小槌や宝剣、宝輪など、福徳を招くとされる小道具がふんだんに描かれています。


【束熨斗:めでたい、高級、華やか】

熨斗(のし)とは、アワビを薄く剥いで細長く引き伸ばし、乾燥させたものです。

贈り物には熨斗を添えますが、もともと「神様へのお供物」という意味で使われていました。

また、アワビは長寿を意味する縁起の良い食べ物として、祝いの席に欠かせなかったそうです。

束熨斗は数本の熨斗を束ねた図柄で、高級品やめでたいものの象徴とされています。


<有職文様>

「ゆうそくもんよう」と読みます。

平安時代以降、公家の間では衣装や調度品など様々なものに用いられていました。

一見すると和柄のように見えますが、実は中国由来の伝統的な柄です。

代表的な文様には「七宝」「花菱」「光琳波」などがあります。


【七宝:子孫繁栄、夫婦円満】

「輪違い」とも呼ばれ、隣り合う円が少しずつ重なった模様です。

円は円満を表し、重なり合う様子は調和や拡大といった願いが込められています。

七宝はもともと仏教用語で、七種類の宝(金・銀・瑠璃・玻璃・しゃこ・珊瑚・メノウなど)を指します。


【花菱:高貴、上品】

ひし形の中に、4枚の花びらが描かれた模様です。

平安時代より、一部の人しか使用が許されなかった格式高い模様です。

現代では歌舞伎役者の家紋として使われています。


【光琳波:正義、清らかさ】

尾形光琳によって生み出された、流動性が印象的な波模様です。

S字に描かれる独特の模様は、枯れることなく清らかに流れ続ける水を表します。

流れのある水は淀みがなく、清らかさの象徴として用いられます。


古典柄を選ぶなら購入を検討してみませんか

華やかな柄行の古典柄は、お振袖の中でも人気が高く、すぐに予約が埋まったり売れたりするため、成人式の2~3年前からご準備なさるのをおすすめいたします。

冒頭で触れたとおり、古典柄は流行に左右されませんので、様々なシーンでお使いいただけます。

ご購入であれば、お嬢様のサイズにお仕立てできるので、着姿が美しく仕上がりますよ。

佐沼屋では、常時1,700枚近くのお振袖を取り揃えております。

トレンドを活かしたコーディネートはもちろん、伝統的な着こなしのご提案もお任せください。

お嬢様のご希望を丁寧にお伺いして、全力でサポートいたします!

メンテナンス方法や着付けのご不明点など、お振袖に関するあらゆるご相談は佐沼屋が承ります。



最後に

暑い日が続きますので、お体には十分お気をつけください。

◇ ◇ ◇

茨城県南一の振袖の品揃えを誇る佐沼屋呉服店は、茨城県龍ケ崎市・牛久市・阿見町・稲敷市・美浦村・河内町・利根町・取手市・守谷市・つくばみらい市・土浦市・つくば市・常総市で成人式のお手伝いをさせて頂いております。

皆様のご来店を、スタッフ一同心よりお待ちしております!

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